【離島につなげる364m】女川・出島架橋「日本最大クレーン船」で最終局面へ
<室井記者 現場リポート>
「いま、女川町本土側の工事現場に大型クレーン船が到着し、橋を接続する作業がいよいよ始まります」
日本最大のクレーン船「海翔(かいしょう)」が吊り上げているのは、橋の〝根元〟にあたる部分。ミリ単位で角度を微調整しながら、400トンにも及ぶ土台をゆっくりと下ろして固定した。
この橋は女川町の本土と「出島」を結ぶ364m。約167億円をかけた事業で、産業振興や災害時の避難道路として期待されている。
【出島への364m 町にとっての大きな希望】
<女川町 須田 善明 町長>
「長年の悲願というか、町にとっての大きな大きな希望でもありました。安全が1番ですから無事に作業が進んでいくことをまずは一番願っています」
大型クレーン船を使った接続作業は3回に分けて行われ、来週にも橋が架けられる見込み。