×

自民党派閥の “裏金事件” めぐる政倫審に加藤議員出席「還付システム自体認識なかった」《長崎》

2024年12月17日 18:41
自民党派閥の “裏金事件” めぐる政倫審に加藤議員出席「還付システム自体認識なかった」《長崎》

自民党派閥のいわゆる「裏金事件」をめぐり、衆議院の政治倫理審査会に長崎2区選出の加藤 竜祥議員が出席しました。

キックバックについて「システムがあること自体を認識していなかった」と説明しました。

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐって、17日から開かれている衆議院の政治倫理審査会には、長崎2区選出の加藤竜祥議員が午後から出席しました。

安倍派に所属していた加藤議員は、おととしの政治資金パーティーでノルマを超えた売り上げ分=10万円のキックバックを派閥から受けとったものの、政治資金収支報告書に記載していなかったとして今年1月に訂正。

国土交通大臣政務官などを辞任していました。

(加藤竜祥 議員)
「派閥総会でチケットについては、ノルマ分だけ売ればいい旨の指示があったように思う。よって、もともと還付というシステムがあること自体を認識していなかった」

17日の審査会で、10万円は秘書が現金で受け取り、議員会館の机の引き出しに保管していたと説明。

問題が明らかになり、秘書から説明を受けるまではキックバックのシステム自体を知らなかったと述べました。

また 元衆議院議員の父・寛治氏も、2020年からの2年間で26万円の不記載があったことが明らかになっています。

(加藤竜祥 議員)
「(秘書時代に派閥のパーティーの)チケット販売については、一切関わっていなかった。還付のシステムは、今年1月5日の報告を受けて知った」

加藤議員は、衆院選に初めて立候補した2021年までの9年間、寛治氏の秘書として働いていましたが「この件について父と話をしたことはない」と関与を否定しました。

最終更新日:2024年12月17日 20:01