長崎市「スポーツ施設再配置」市民プールを松山町陸上競技場に移転方針 被爆者4団体にも説明《長崎》
長崎市松山町のスポーツ施設の再配置を巡り、鈴木市長は15日に、市民総合プールを現在の陸上競技場の場所に移転させる方針を明らかにしました。
陸上練習場を茂里町の下水処理場跡地に整備する方針で、先ほど被爆者4団体の代表と面会し、理解を求めました。
(鈴木長崎市長)
「プールを陸上競技場に、陸上練習場を中部下水処理場跡に(移転する)方針が適当であると我々としては考えている」
長崎市と時津町を結ぶ高規格道路の整備に伴い、再配置が検討されていた長崎市松山町のスポーツ施設。
特に議論されたのが「市民総合プール」と「陸上競技場」の配置先でした。
再配置の検討委員会からの報告書では、プールを茂里町の中部下水処理場跡地に移転させ、陸上競技場を現地に残す案。
プールを陸上競技場の場所に、陸上競技場は下水処理場跡地に移転させる2つの案に絞られていました。
鈴木市長は15日に被爆者4団体の代表者と面会し、競技団体の意見やアクセス性などの観点から、プールを現在の陸上競技場の場所に、陸上練習場を下水処理場跡地に整備する方針を示しました。
陸上競技場の現地での存続を求めていた被爆者団体などは、平和公園や被爆遺構としての意義づけなどについて、丁寧な協議を行うよう求めました。