さだまさしさんが長崎っ子としての恩返し「能登復興支援コンサート」長崎スタジアムシティで開催《長崎》
長崎出身のシンガー・ソングライターさだまさしさんが、長崎スタジアムシティ「ハピネスアリーナ」のこけら落としコンサートに臨みました。
つめかけた約5000人の観客と発信したメッセージとは。
長崎市幸町に14日、開業した大型複合施設「長崎スタジアムシティ」。
ハピネスアリーナのこけら落としとなったチャリティーコンサートには、開演の数時間前から多くのファンらがつめかけました。
(東京から)
「空気感が違うんですよ。東京と」
(福岡から)
「ちゃんぽん食べに行って、今ここに来ている」
“被災地を支援したい” とのさだ まさしさんの思いから、チケット代はすべて能登半島地震の被災地などに寄付されることに。
(福岡から)
「長崎から能登に向けて発信されるところに共感した。何か少しでも協力できたら。
長崎から能登へさださん楽しみにしてます」
そして開園の午後5時。
(さだまさしさん)
「本当にたくさんの人に応募いただいて、たくさんの人に来ていただいて(うれしい)」
(ジャパネットホールディングス 髙田旭人社長)
「きょう ここで平和をかみしめる楽しい時間を、ここでみなさんと過ごせることを期待している」
(ジャパネットたかた創業者 髙田 明さん)
「みなさん本当に幸せですね。ラッキーですね。きょうは楽しんでください」
チケットの応募数は4万8000枚にのぼり、当選した約5000人の観客と被災地にエールを送る場面もありました。
(さだまさしさん)
「みんなで能登頑張れと叫ぼう!。“能登頑張れーっ”」
コンサートではさださんのほか、5組のスペシャルゲストとともにあわせて22曲を披露し、スタジアムシティの開業イベントを締めくくりました。
「夜空のムコウ」「Progress」など披露したスガシカオさん。
ゴスペラーズは「浪漫飛行」など4曲を歌唱。
軽妙なトークとともに、2曲披露した水谷千重子さん。
「聖母たちのララバイ」など歌唱した岩崎宏美さん。
さださんは自身の6局のほかに、グレープとしても3曲披露。
(さだまさしさん)
「能登の人が元気になるようにという思いを込めて、きょうは全員が心ひとつにして歌えた。
能登は1年、2年で元のように戻りません。ぼくらは音楽家なので大した力はないが、音楽をお届けすることで、動かなくった心が少しでも動くことが可能ならば、我々はそこでお役に立ちたい」
アリーナは、プロバスケットボールB1長崎ヴェルカの試合に加え、音楽や講演、イベントなどで利用される予定で、さださんは長崎の文化の “大きな転換点” になると期待を寄せています。
(さだまさしさん)
「ホールというのは街の文化なので、もっと素晴らしい人が来てくれたら、長崎の音楽文化がもっともっと上がっていく。僕も心から願っているたくさんのスーパーアーティストに、長崎に来てほしい」