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被爆建造物改修し新たな “町のシンボル” 目指す 赤レンガの洋館「ホテルインディゴ長崎」内覧会《長崎》

2024年12月11日 20:30
被爆建造物改修し新たな “町のシンボル” 目指す 赤レンガの洋館「ホテルインディゴ長崎」内覧会《長崎》

長崎市南山手町に12月13日「ホテルインディゴ」が開業します。

開業を前に内覧会が開かれました。

126年前に建てられた歴史的建造物を生かし、宿泊客に長崎の魅力を伝えます。

国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている長崎市南山手町。

1898年に建てられた赤レンガ造りの洋館が、13日に開業する「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」です。

(ホテルインディゴ長崎グラバーストリート 丹羽 秀之支配人)
「旧マリア園が (町の)シンボルであったように、ホテルインディゴが町のシンボルであり続ける。この場所にできて、地域の人々にとっても良かったと思ってもらえるホテルにしたい」

児童養護施設「マリア園」として使われていた外観は維持しながら、内部はモダンな雰囲気に。

石畳をイメージした通路や、眼鏡橋の雰囲気がある調度品など “長崎らしさ” があふれています。

こだわりは客室にも。

長崎の風景を描いた屏風に、ツバキをモチーフにした引き出しの取っ手やテーブル。

部屋の窓から見えるのは、建設当時から建物を見守ってきた大天使ミカエルの像です。

コース料理は、地元の新鮮な食材をふんだんに取り入れた「多国籍料理」。

トラフグのマリネや、長崎和牛のパイ包み焼きをステンドグラスに囲まれた、かつての聖堂で味わうことができます。

(レストランカテドレクラ 寺山 巧料理長)
「長崎の地元の食材と洋食の技法、中華の技法などを取り入れたフュージョン的(多国籍)な料理を提供していきたい」

2階の個室では、126年前のレンガを間近で見ることができます。

歴史が詰まったエリアに開業する「ホテルインディゴ」。

『時空を旅する和・華・蘭ラビリンス』をコンセプトに、魅力あふれる空間を宿泊客に提供します。

(ホテルインディゴ長崎グラバーストリート 丹羽 秀之支配人)
「長崎の土地の魅力や文化、歴史をホテルに泊まることを通じて体験してもらう。ホテルインディゴがあるから、長崎に来ると思ってもらえるホテルを目指したい」

来年3月まで、オリジナルギフトなどがセットになった「記念宿泊プラン」を設けているということです。

最終更新日:2024年12月11日 20:30