若い世代の視点で伝える「原爆写真の企画展」令和時代を迎え新たな “被爆継承” のカタチ《長崎》
来年で被爆から80年。
被爆の実相を広く伝えようと若い世代が選んだ原爆写真の企画展が長崎市で始まりました。
爆風などで教室にがれきが散乱した「山里国民学校」。
放射線の影響で、子どもたちの髪は抜け落ちています。
企画展は、79回目の原爆の日にあわせた写真展を企画したユースボランティアの約20人が手がけました。
入場は無料で、7日にはユースボランティアがガイドを行うということです。
(企画展の運営担当 草野 優介さん)
「若い人たちの新しい視点を感じながら、継承の在り方について考えてほしい」
企画展は、被爆体験のない若い世代への新たな「継承のカタチ」として初めて取り組まれた写真展をもとに開催。
写真展でも、小中学生や高校生が写真選びや説明パネルの作成、ガイドも行いました。
海外の観光客にも被爆の実相を届けようと英訳した説明も。
これらの取り組みは長崎市の「平和の新しい伝え方応援事業」の一つに選定されています。