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県内の交通事故10年ぶり増加「去年2639件」特に注意すべきは “道路を横断中”《長崎》

2024年9月20日 20:30
県内の交通事故10年ぶり増加「去年2639件」特に注意すべきは “道路を横断中”《長崎》

秋の全国交通安全運動は21日から今月30日までで、県内各地で啓発活動や飲酒運転の取締りなどが行われます。

重点項目として、反射材の着用のほか、早めのライト点灯の促進や飲酒運転などの根絶、自転車などのヘルメット着用の3つを掲げています。

続いて、交通事故の発生件数を見ていきます。

県内では去年2639件の交通事故があり、10年ぶりに増加しました。

死者数は36人で3年ぶりの増加、負傷者数も3317人と10年ぶりの増加となっています。

中でも気をつけたいのは、19日に長崎市でも起きた “道路を横断中の事故” です。

歩行者が関係する事故のうち横断歩道を渡っている時の事故は43%あまりを占めていて、この割合は全国でも3番目の高さとなっています。

事故を減らそうと県警は、こんな動画を作り注意を呼びかけています。

道路を勢いよく走るのは、本物のF1のマシン。

横断歩道の手前で停車し、県警のシンボルマスコット「キャッチくん」の横断を見届けます。

普段見る啓発の動画よりも、親しみを感じる作りですね。

若い世代にも関心を持ってもらおうと大村市で撮影され、県警のインスタグラムで公開されているほか、アミュプラザ長崎 かもめ広場の大型ビジョンなどで放映されています。

今年に入って、県内では19日までに1692件の交通事故が起きています。

去年と比べ減少傾向にはありますが、日々交通事故は起きています。

秋の全国交通安全運動の期間をきっかけに、車を運転する人も、歩行者も、今まで以上に安全に気を配り、交通事故ゼロを目指しましょう。