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過去最多101の国や地域出席予定「長崎平和祈念式典」被爆者代表や市長などリハーサルに臨む《長崎》

2024年8月7日 21:10
過去最多101の国や地域出席予定「長崎平和祈念式典」被爆者代表や市長などリハーサルに臨む《長崎》

8月9日に開かれる平和祈念式典のリハーサルが、長崎市の平和公園で行われました。

式典への参列を予定しているアメリカとイギリスは、駐日大使ではなく代理人が出席するということです。

(司会)
「被爆79周年 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典を行います」

リハーサルでは、平和宣言を読み上げる鈴木長崎市長や、参列する被爆者の代表、司会を務める高校生など 約100人が本番の流れを確認しました。

(原爆死没者名簿を奉安 池田 哲夫さん(78))
「安らかにお眠りくださいと思って奉安する」

(司会担当 長崎南高校 3年小川 愛加 さん)
「去年できなかった分 とても今緊張していて、それを上回るぐらい去年より上手に読めたらいい」

被爆者代表の「平和への誓い」は、長崎市の三瀬 清一朗さん 89歳が務めます。

(平和への誓い 被爆者代表 三瀬 清一朗さん)
「79年前に起きた悲劇。親戚、いとこが7名すぐそこで爆死している。いろんなことが思い出される。やっぱり願うのは平和。これしかない。平和への誓いで申し上げたい」

平和祈念式典は午前10時45分に始まり、座席数はコロナ禍前と比べ 1500席ほど少ない約2400席を設置します。

過去最多となる、101の国や地域の大使らが出席する予定です。

核保有国は5か国が参列しますが、このうち、アメリカは駐日大使ではなく、首席領事が参列することが7日に発表されたほか、イギリスは、イスラエルが招待されないことを理由に駐日大使は欠席。公使参事官が出席するということです。