人気上昇中「サイクルツーリズム」島原半島の雄大な自然の中を自転車で観光しながら健康に!《長崎》
今、人気が高まっている「サイクルツーリズム」。
観光しながら健康に。新しい観光の形です。
島原半島の雄大な自然の中を、心地よい風を感じながら “自転車” で巡ります。
国土交通省が推進する自転車を活用した観光=“サイクルツーリズム”。
「島原半島観光連盟」は、2022年度から本格的に取り組みを進めています。
(島原半島観光連盟 サイクル事業担当 﨑村 光子さん)
「島原鉄道の廃線になったあたりが、サイクリングルートとして造成されていて、その活用や健康増進の目的も踏まえて、島原半島全体でみんなで盛り上げていこうと考えた」
おととし、島原半島を訪れたサイクリング客は約2000人。
観光連盟では、年間5000人を目標に掲げています。
そこで 今年8月から始めたのが『電動アシスト付き自転車』の貸し出しです。
(島原半島観光連盟 サイクル事業担当 﨑村 光子さん)
「スポーツ、アクティブ、ツアー、エコの4種類がある。上の方に行くにしたがってアシスト力が強くなる。体感が若干変わる」
がまだすドームを出発して、平成新山が見えるスポットを目指します。
(島原半島観光連盟 サイクル事業担当 﨑村 光子さん)
「スピードも通常の自転車より出ることもあるので、風や季節の香りを感じながら駆け抜ける爽快感」
電動アシスト付きなので、坂道の走行でも…。
(藤田智子アナウンサー)
「足を踏み込むだけで、軽く押し上げてくれるような感覚がする。平坦の道を走行しているような感じがして、とても楽」
道中、見えたのは雲仙普賢岳の噴火災害で被災した「旧大野木場小学校」。
景色だけでなく、地域の歴史や文化に触れることができるのも魅力の1つです。
そして最後に到着したのが、島原鉄道の線路の跡地を活用したサイクリングロードです。
(藤田智子アナウンサー)
「車よりもゆっくりとしたスピードで、島原の海や雄大な平成新山を肌で感じることができました。何より風がとても気持ちいい。心地よい風を浴びながら、とてもリフレッシュになりました。サイクリング最高」
観光連盟では島原半島を一周するルートや、島原港から雲仙温泉を経由し長崎市内に入る山越えルートなど、初級から上級まで5つのコースを提案しています。
(島原半島観光連盟 サイクル事業担当 﨑村 光子さん)
「自然に触れておいしいものを食べて、温泉を楽しんで緑も豊か。人情もあるまちなので、そういうところを感じてもらいたい」
まもなく迎える紅葉シーズン。
からだを動かしながら島原の風と魅力を五感で感じてみませんか。
電動アシスト付き自転車は、公式ウェブサイト「島原半島サイクリングイコモン」から申し込めます。
今月17日、南島原市加津佐町で電動アシスト付き自転車を “無料” で貸し出すイベントを予定しているということです。