カラフルサンゴやコミカルに動く魚も!「のもざき小さな水族館」館長が目指すのは地域活性化《長崎》
色鮮やかなサンゴやコミカルに動く魚など、約130種類に出会えます。
長崎市の野母崎エリアの新スポット「小さな水族館」。
地域の活性化を目指します。
ディズニーアニメでもおなじみの「クマノミ」に
地元の港で採集された「タコクラゲ」も。
(子ども)
「なんか奥におる」
子どもたちも見たことない海の生き物に興味津々です。
今年7月長崎市高浜町にオープンした「のもざきの小さな水族館 サンゴ礁の家」
野母崎エリアの新たな憩いのスポットです。
館内に設置された大小28の水槽には、長崎の近海に生息するサンゴや魚など、約30種類を含む130種類以上の生き物が展示されています。
館長を務めるのは、政田信彦さん。
飼育や展示などすべて一人で担っています。
(のもざきの小さな水族館 政田信彦 館長)
「水槽全体でヒトデを飼っている。俊敏にエサのにおいを嗅ぎつけて走ってくる。人気者で 一人で会いに来る人もいる。地域の人で10回ぐらい 来てくれてる人もいる」
政田さんは兵庫県出身。2007年から野母崎エリアの活性化の活動に参加したことがきっかけで、おととし移住しました。
小さな水族館をオープンしたのも…
(のもざきの小さな水族館 政田信彦 館長)
「一番の目的は野母崎地域の活性化。お客さんがちょっとでも、街からこっちに遊びに来てもらうための理由にする」
本業は海水魚や養殖サンゴなどの販売で、そのノウハウを生かした地域貢献活動として開業しました。
(園児たち)
「こんにちは」
この日は近くの保育園から園児たちが遊びに…。
普段、目にすることが少ない海の生き物たちに興味津々です。
(園児)
「ネコみたい。目が同じ。なんかとがっているところ(が好き)」
(園児)
「お魚が動いてるところが楽しい。全部好き」
水槽にはお手製の説明パネルも。
政田さんがわかりやすく解説することもあります。
(のもざきの小さな水族館 政田信彦 館長)
「イセエビの刺し網漁で偶然とれたサンゴの仲間。よく見たらお花みたいなのが咲いてる。珍しい生き物で、野母崎でとれた生き物だから、よく見て帰ってください」
(のもざきの小さな水族館 政田信彦 館長)
「上の方に小さいお魚が走り回ってるでしょ。あれはおそらくイワシの仲間の一種。樺島に群れで泳いでるところを偶然つかまえた」
設置したばかりの「タッチプール」。
ここにいるのは、まだクロナマコやヤドカリなど数種類ですが…
(園児)
「すご。触れるんだって」
「きゃーきゃー」
子どもたちに大好評です。
(のもざきの小さな水族館 政田信彦 館長)
「街から来られる人にとっては珍しいみたいなので、よく子どもたちはお触りしてくれている」
コンパクトながらも、海の魅力がたっぷりつまった小さな水族館。
展示する生き物は、地元の漁師の協力を得ながら徐々に増やしていく予定です。
(のもざきの小さな水族館 政田信彦 館長)
「こんなのが野母崎にいるのねという声が実際に聞こえるからよかった。遊びに来てくれた人を楽しませる内容ということを最優先にして、そういう施設にしたいと思っている」
館内には、政田さんが手作りした「木のおもちゃのコーナー」もあり、子どもたちに大人気なんだそうです。
水族館の定休日は “水曜日” が定休日ですが、1人で運営しているため、急きょ休館となることもあるそうなので、営業しているかをホームページで確認してから来てほしいということです。