この冬一番の寒気で断続的な雪 県内各地では車の立ち往生やスリップ事故が発生《長崎》
この冬一番の寒気の流れ込みで県内は断続的に雪が降っていて積雪も観測されています。
雪のピークは過ぎましたが、気象台は、引き続き路面凍結による交通障害などに注意を呼び掛けています。
県内では23日から、断続的に雪が降り続いていて、気象台によりますと雲仙岳で4センチ、五島市三井楽で3センチ、長崎市南山手と佐世保市でも1センチの積雪が観測されました。
雪のピークは過ぎ、南部、北部、五島に出ていた「大雪警報」と「暴風雪警報」は、午前8時すぎまでに注意報に切り替わっています。
各地で路面凍結などが起きていて、長崎市岩見町では、車10台以上が一時、立ち往生しました。
県警によりますと県内で126件のスリップ事故が発生したということです。
交通機関にも影響が出ていて、長崎自動車道、長崎バイパス、西九州自動車道も上下線共に全線通行止めとなっています。
これに伴い、県内と九州各県を結ぶ高速バスが運行を見合わせています。
また、長崎市や佐世保市などでは、山沿いを中心に一部の路線バスが運行を見合わせているほか、JRの列車や西九州新幹線にも遅れが出ているということです。
気象台は、きょうの昼過ぎにかけて大雪のおそれがあるとしていて、路面凍結による交通障害や、農作物や農業施設の管理などに注意を呼び掛けています。