ノーベル平和賞「日本被団協」代表団がノルウェー・オスロに到着 10日の授賞式で登壇へ《長崎》
今年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協の代表団が日本時間9日午前4時前、授賞式が行われるノルウェーのオスロに到着しました。
日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の代表団は日本時間の9日午前4時前、ノルウェーのオスロ空港に到着。
長崎原爆被災者協議会の会長で、日本被団協の代表委員を務める田中 重光さんら長崎の被爆者も続々と現地に降り立ちました。
田中さんら「日本被団協」の代表委員3人は、10日の授賞式で登壇する予定です。
8日午前、日本を出発する前に改めて決意を語りました。
長崎原爆被災者協議会 田中 重光会長
「79年前、原爆が人間に何をもたらしたかということを世界に広げていきたい。(ロシアやイスラエルによる)核兵器の威嚇も続いている。1日も早く戦争がなくなることを願っている」
日本被団協 田中煕巳代表委員
「核兵器は絶対に廃絶しなければならないと、人類と共存できないと叫び続けてきた。そういう運動をやってきたということを改めて皆さんに今回紹介する」
授賞式への出席のほか、現地・オスロの高校で被爆証言を行うなど若者とも交流し、被爆地の思いを発信することにしています。