ノーベル平和賞 日本被団協の代表団、帰国の途に
ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表団は、12日、一連の行事などを終え、帰国の途につきました。
田中煕巳代表委員
「無事私たちがやらないといけないことをやれたかなという思いでほっとしてます」
箕牧智之代表委員
「(受賞は)私たちの先人のおかげだから。帰ったら来週あたり慰霊碑に行こうと思っています」
田中重光代表委員
「わたしたち被爆者、命ある限り頑張れよというひとつの励みになったと思います」
日本被団協の代表委員は、12日、授賞式が行われたノルウェーを離れるにあたり、このように振り返った上で、「若い世代には核兵器廃絶の達成まで頑張ってほしい」と期待を寄せました。
日本被団協の代表団は、帰国の途についていて、あす、羽田空港に到着する予定です。
日本被団協は、帰国後、石破首相との面会を希望していて、核兵器の開発や使用を禁じる核兵器禁止条約への参加を求めるほか、唯一の戦争被爆国として、核兵器廃絶に向けて国際世論の先頭に立って取り組むよう、要請したい考えです。