区割り変更で前職同士新たな戦いも 27日投開票衆議院選挙 県内候補予定者12人の顔ぶれは?《長崎》
3年ぶりとなる衆議院選挙。
今回の衆議院選挙から「1票の格差」を是正するいわゆる “10増10減” に伴い、区割りが変更されます。
県内の小選挙区はこれまでの4つから3つに減ることになりました。
新たな選挙区ごとに、立候補予定者の顔ぶれを見ていきます。
長崎市全域が選挙区となった1区には、現在のところ5人が立候補を予定しています。
3期目を目指す国民民主党の前職 西岡 秀子氏60歳に対し、
自民党の下条 博文氏49歳
日本維新の会の山田 博司氏54歳
共産党の内田 隆英氏68歳
参政党の黒石 隆太氏33歳の、新人4人が挑む構図になりそうです。
立候補を予定している5人の声です。
(国民・前 西岡 秀子氏(60))
「石破総理が総裁選で言っていたことと全然違う、すぐ解散しないという話だったのが。解散するということだが、私自身が、1期 2期 今まで活動してきたことが審判を受ける(選挙)だと思っている。多くの皆さんに会って、私自身の思いや政策をしっかり訴えていく」
(自民・新 下条 博文氏(49))
「新人候補なので 自民党の政治改革、日本全体の政治改革に向けて全力で取り組みたい。解散については正直早かったという思いはあるが、短期決戦なので若さと瞬発力で突破したい。皆さんに自分が考えているビジョンを正々堂々訴えたい」
(維新・新 山田 博司氏(54))
「有権者が企業や団体のための政治を打ち破って、有権者のための政治をつくるんだと、1人1人で作っていくんだという意識を持ってもらって『令和維新』を長崎からつくっていこうと 街頭で訴えていきたい」
(共産・新 内田 隆英氏(68))
「(石破首相が)8日間で国会を解散するという 党利党略のための戦略を練ってきたことにすごく憤っているが、それを受けて立って、正面から正々堂々と今の政治の問題点を明らかにし、わが党の政策を訴えて支持を広げていきたい」
(参政・新 黒石 隆太氏(33))
「解散の大義名分がないということもそうだが、そういったことが積もり積もって投票率が下がって50%まで来ていて、国民が政治に無関心になっている。国民の中から政治家を輩出して、国民の声を政治に届けるという当たり前の形を取り戻していかないと、古い政治体制は変わらないので、みんなで政治に参加して政治を変えていこうと訴えていきたい」
2区は諫早市と島原半島の旧2区に、旧3区の大村市、対馬市、壱岐市が加わります。
旧2区選出の自民党の前職 加藤 竜祥氏44歳と
旧3区選出の立憲民主党の前職 山田 勝彦氏45歳、
2人に加え、いずれも新人で、
日本維新の会 横田 朋大氏37歳と
参政党 髙木 聡子氏42歳、あわせて4人が議席を争う見込みです。
3区は県北中心の旧4区に、旧3区の五島市、東彼杵郡の3つの町などが加わります。
去年10月の補欠選挙に勝利した 旧4区選出の自民党の前職 金子 容三氏41歳、
補欠選挙で金子氏に敗れた立憲民主党の元職 末次 精一氏61歳、
今年4月の旧3区の補欠選挙に立候補した日本維新の会・新人の井上 翔一朗氏41歳の3人が立候補を予定しています。
自民党の裏金事件を受けた政治改革や、物価高などの経済対策などが主な争点となるとみられる衆議院選挙。
公示翌日の16日からは、期日前投票も始まります。