長崎県内「線状降水帯」発生おそれなくなる 引き続き土砂災害に警戒を 電柱の倒壊も《長崎》
県内は、線状降水帯の発生のおそれはなくなりましたが、気象台は土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
梅雨前線の影響で県内は大気が非常に不安定な状態が続いていて、
降り始めからの雨量は▽五島市福江空港で7月の平年値を超える333.5ミリ▽長崎市脇岬町で209ミリとなっています。
県内で線状降水帯が発生するおそれはなくなりましたが、大雨警報が現在も長崎市と長与町、時津町に出ています。
長崎市三原2丁目では14日夜、電柱が倒れているのが見つかり、市道の一部が現在も全面通行止めとなっています。
青木 雄大アナウンサー
「あちらの木が倒れたことによって電線にひっかかりそして電柱が倒れた現場では復旧作業が行われている」
九州電力送配電によりますと付近のおよそ130戸で2時間にわたり停電が発生しました。
長崎市高島町では15日朝、山の斜面が高さ50メートル、幅30メートルにわたって崩れ県道の一部が通行止めとなっています。
また、特急「リレーかもめ」「みどり」などに一時運休や遅れが出ました。
16日正午までの24時間に南部、北部、五島で120ミリ、壱岐・対馬で80ミリの雨が予想されています。
気象台は、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水などに注意するよう呼びかけています。