トラスタ「ラストゲーム」に歴代5位の1万4658人...V長崎は勝利で有終の美《長崎》
サッカーJ2 V・ファーレン長崎は22日、10月の本拠地移転を前にトランスコスモススタジアムでのラストゲームに臨みました。
Jリーグ参入の2013年から12年間、喜びも悔しさも共にしてきたホームスタジアム、通称「トラスタ」。
22日のラストゲームには、歴代5番目に多い1万4658人のファンやサポーターが詰めかけました。
(サポーター)
「何十回も来ているので、勝ったら喜んで、負けたら悲しんで、この子も負けたら泣くこともあって、思い出がいっぱい詰まったスタジアム」
(サポーター)
「有終の美を飾るじゃないけど、勝ってみんなで笑顔で終われたらいい」
スタンドには、トラスタへの感謝のメッセージが書かれた横断幕も掲げられました。
最下位のザスパ群馬との試合は、両チーム無得点で折り返した後半の立ち上がり、コーナーキックから、今シーズン初先発のジョップが競り勝ったボールを安部がゴール。
小学生からV・ファーレンの下部組織でプレーする安部の嬉しいリーグ戦初ゴールで、スタジアムも大いに盛り上がります。
さらに後半30分、トラスタで最多の出場数を誇る澤田が相手陣内でボールを奪うと、マルコスへラストパス。技ありのループシュートでリードを2点に広げます。
そして勝利を告げるホイッスルとともに、スタンドに響く大歓声。
トラスタ最終戦は、メモリアルとなるリーグ通算200勝目。有終の美を飾りました。
(安部 大晴選手)
「絶対勝って終わるという気持ちを持って臨んだ試合で、自分が最後に決められてよかった」
試合後には「ありがとう、トラスタ。」と題したセレモニーが行われ、選手やフロントスタッフらが12年間の感謝の想いを伝えました。
(トラスタ最多133試合出場 澤田 崇選手)
「このピッチで何不自由なくプレーできるのは、いろんな方の支えがあるので感謝したい」
(髙田 旭人社長)
「トランスコスモスを離れることはさみしい。ただ、これまでの思いを持って、長崎の新スタジアムに行きたいので、皆さんも一緒に壮大な夢を見てもらえればうれしい」