島根県 去年1年間に休廃業した企業の数が2年ぶりに増加 「早めの判断をする企業が増えている」
島根県で去年1年間に休廃業した企業の数が2年ぶりに増加したことが、信用調査会社の調べで分かりました。
民間の信用調査会社の帝国データバンクによりますと、去年1年間に休廃業した企業は、全国で6万9019件と過去最高で、島根県でも336件と2年ぶりに増加しました。
去年は円安で半導体などの輸出が好調だった一方、輸入品の価格上昇や農作物の不作により、食品を中心に価格が上がりました。このため、個人消費が伸び悩んだほか、仕入れ価格の上昇分を販売価格に転嫁できず、中小・零細企業の収益環境が悪化したためと分析しています。
帝国データバンクは「経営環境が厳しくなる中、早めの判断をする企業が増えている」としています。
最終更新日:2025年2月28日 12:16