今年3月、鳥取市内でタクシー運転手や警察官を殴るなどして5月13日に略式起訴されていた鳥取県職員の男性に対し、鳥取簡易裁判所は5月22日に罰金60万円の略式命令を出しました。

傷害と公務執行妨害の罪で略式起訴され罰金60万円の略式命令を受けたのは、鳥取県栽培漁業センターの元所長(57)です。起訴状などによりますと、元所長は今年3月タクシー運転手の顔や頭を傘で7回突く暴行を加えたうえ、タクシー運転手から通報を受け職務質問をしようとした警察官の頭を殴ったということです。

また、連行された鳥取警察署の中で警察官が作成した文書を引き裂いたとして公用文書毀棄の疑いも持たれていましたが、こちらは不起訴となっています。

今回の件を受け、鳥取県の人事企画課は日本海テレビの取材に対し、元所長の処分は速やかに検討するとし、「県民の皆さまの信頼を損ねる事態として、重く受け止めている。職員に対し法令順守の徹底を引き続き図っていく」とコメントしています。