3月にイタリアで開かれるスペシャルオリンピックス冬季世界大会。島根県で初めて日本代表選手が誕生し、激励賞が送られました。

島根県初となる栄誉をつかんだのは、島根県立出雲養護学校雲南分教室に在籍する上田千笑さんです。上田さんは、4年に1度開かれるスペシャルオリンピックス世界大会の出場選手に決定。代表決定を祝い、島根県障害者スポーツ協会から激励賞が手渡されました。

2025スペシャルオリンピック冬季世界大会・トリノ出場　上田 千笑さん
「皆さまの思いに感謝して、最後まですべり切りたいと思います」

上田さんが出場するのは、8つある実施競技のうちの1つ、アルペンスキー。5歳から競技を続け、出場権をかけて争われた去年の大会では、見事1位を勝ち取りました。スペシャルオリンピックスは知的障害のある人たちのための、自己研鑽（じこけんさん）と成果発表の場。全員が表彰されるというこの大会は、結果がすべてではないといいます。

2025スペシャルオリンピック冬季世界大会・トリノ出場　上田千笑 さん
「順位とかはあまり気にしてないんですけど、成果を発揮できたら自分としては納得いくんで。できれば 1位は獲りたいですね」

大会までに、さらなる成長を目指す上田さん。大会は3月8日から、イタリアのトリノで開かれます。