島根県出雲市に住む70代の女性が、現金約2000万円をだまし取られる詐欺事件が発生しました。

去年11月、出雲市に住む70代の女性のもとに証券会社の社員を名乗る男から「ある銀行が島根県に進出するこ とになり、債権を購入する権利者に選ばれました」などと電話がありました。女性が断ると、男からほかの人に枠を譲ると言われ、それを了承。

すると後日、再び男から「あなたの名前を使い、別の人が債権を買ったことがばれてしまい、あなたの所にも国税局や警察が行くかもしれない」という電話や、銀行の社員を名乗る男からも再度債権を購入するようにと連絡があり、女性は住所への送金や振込みで800万円を支払いました。

その後もさらに同じ手口が続き、合計2,030万円をだましとられたということです。

警察は、「債権を購入する権利がある」「名義貸しがばれたら通報される」は詐欺を疑う。また「03」や「050」などから始まる電話番号からの詐欺電話が増加しているため注意するよう呼びかけています。