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要注意!冬の食卓で活躍する”ガスボンベ”の使用方法 ボンベ1本で建物1棟が吹き飛ぶ事例やごみ収集車の中でガスが爆発して火災になったという事例も

2024年1月15日 18:12
要注意!冬の食卓で活躍する”ガスボンベ”の使用方法 ボンベ1本で建物1棟が吹き飛ぶ事例やごみ収集車の中でガスが爆発して火災になったという事例も

冬真っただ中の季節、食卓で活躍するのが“カセットコンロ”です。一方で、使い方を間違えると大きな事故につながります。その注意点はー。

15日朝の山陰地方は冬型の気圧配置となり、湿った空気の影響でところにより雨が降りました。午後2時半過ぎに鳥取市で最低気温3.2℃を記録するなど、各地で昼間に最低気温を観測する冷え込みとなりました。16日朝にかけてさらに気温は下がり雪が降ることも予想されます。

こんな寒い日に食べたくなるのが、体が温まる「鍋料理」。自宅で作る際、カセットコンロで調理する人も多いのではないでしょうか。しかし、そのカセットコンロの「ガスボンベ」には、思わぬ落とし穴がー。

家庭でも簡単に使えるガスコンロ。ただ、使い方を間違えると大爆発につながる危険性があると言います。

街の人
「鍋の時使います。(ガスボンベの)替えとかはあんまり近くに置いとくのはよくないっていうのは聞いたことありますけど、全然わからないです」

「昨日も鍋して体温めたりとかしてます。終わった後とかにすぐ片づけたりとか気を付けるようにしてます」

ガスボンベの扱い方について、注意している声が聞かれましたが、その危険性とはー。

鳥取県東部広域行政管理組合消防局予防課 小松利光 消防司令長
「ガスボンベ1本で建物1棟吹き飛ぶっていうような事例にたくさん遭ってます。(原因として)ボンベの圧力が上昇して爆発することがあります」

実際に去年12月、島根県松江市の住宅でカセットコンロのガスボンベが爆発。70代の女性が顔にけがを負う事故が発生しました。石油ストーブの上にコンロをおいていたと見られています。

鳥取東部消防によりますと、カセットコンロ使用時の主な注意点は3つ。

・カセットコンロを覆うような大きな調理器具を使用しないこと
・カセットコンロを2台以上並べて使用しないこと
・ストーブやガスコンロの近くで使用しないこと

また、使用後も注意が必要だといいます。

鳥取県東部広域行政管理組合消防局予防課 小松利光 消防司令長
「ごみ収集車の中でガスが爆発して火災になったという事例はたくさんありますので、ボンベの中のガスは全部使い切るとかそれぞれの地域のルールに従って廃棄していただければいいと思います」

特に今の時期活躍するカセットコンロ。使用中はもちろん、使用していないときの保管場所や捨て方にも注意が必要です。