閉店した松江市の一畑百貨店の従業員のうち4割の再就職先が決まる 島根県・島根労働局
今年1月に閉店した島根県松江市の一畑百貨店。島根労働局は、解雇された従業員の就職状況についてハローワークなどを通じて、71人の再就職が決まったことを発表しました。
島根労働局の宮口真二局長は、3月28日の定例記者発表で一畑百貨店の閉店にともない解雇された従業員の就職状況を発表しました。島根労働局では、2023年7月から従業員に対してのアンケートや再就職支援の説明会を実施するなどし、再雇用の確保に努めてきました。
その結果、一畑百貨店の従業員やテナントの従業員など、ハローワークへの求職の申し込みをした人数は167人。そのうち、3月21日時点で就職が決定した人は、4割にあたる71人。そのうち、ハローワークの紹介によって再就職した人は51人、グループ企業や縁故などによる就職者は、20人だということです。主な就職先は島根県内の販売業や小売業が多いといいます。
島根労働局では、一畑百貨店の従業員を対象にした専用窓口は、3月末で終了しますが、残りの人たちの就職先について、今後も個別に支援を継続していくということです。