【町田気象予報士解説】強い寒気再び ふぶきで見通しが悪くなる恐れも 路面の凍結にも注意
2月17日の山陰地方は、冬型の気圧配置の影響で朝から断続的に雨や風が強まりました。18日以降は一転し、平野部を含め、雪が降って山沿いを中心に大雪の恐れがあります。まずは、18日午前9時の予想天気図です。
日本の東、海の上に低気圧があり、大陸には高気圧が広がるため、冬によく見られる「西高東低」の気圧配置になるでしょう。前回の2月上旬の寒気ほどではありませんが、上空には強い寒気が流れ込み、地上から1,500メートル付近で‐6℃以下の冷たい空気にすっぽりおおわれる予想です。平野部でも雪が降る可能性があります。
さらに、気圧の差が大きくなるため、風が強まり、ふぶいて見通しが悪くなる恐れもあります。外に出るときは、足元や強い風に注意してください。少なくとも今週いっぱいは、強い寒気が居座る予想です。
鳥取のこの先の天気を見てみましょう。雪マークが続いています。今週は雪が弱まったり、強まったりを繰り返す見込みです。18、19日は最高気温が3℃と厳しい冷え込みとなり、雪の粒も大きくなりそうです。特に山沿いでは大雪となり、積雪が増える可能性があります。ふぶきで見通しが悪くなることや、道路が凍って滑りやすくなる恐れもあります。
車を運転する際は、冬用タイヤやチェーンの準備をし、歩くときは滑りにくい靴を選ぶなど、雪への備えを心がけてください。最新の気象情報を確認し、雪の状況に注意してください。