地元に恩返し ボクシング女子銅木下鈴花選手 賞金の一部を米子市に寄付 鳥取県米子市
来年のパリオリンピックを目指す中での恩返しです。ボクシング女子世界選手権で銅メダルを獲得した鳥取県米子市出身の木下鈴花選手が、11月1日、米子市役所を訪れ賞金の一部を寄付しました。
11月1日、木下鈴花選手が米子市役所を訪れ、市の子育て支援に役立ててほしいと今年3月に行われた世界選手権で銅メダルを獲得した際の賞金の一部15万円を伊木市長に手渡しました。
世界選手権銅メダリスト 木下鈴花選手
「(地元に)恩返しが出来たらなという思いで。子どもは将来もありますし、未来が輝いていると思うので、そこに一直線に進んで欲しいのでその役に少しでも立てたら」
パリオリンピック出場を目指す木下選手。9月下旬に行われた杭州アジア大会のボクシング女子54キロ級の準々決勝で惜しくも敗れこの大会でのパリオリンピック出場権の獲得はなりませんでした。
木下選手は、11月中旬まで地元米子に帰省していて所属しているジムで仲間と共に練習に汗を流しています。
木下鈴花選手
「(アジア大会の敗戦は)凄く悔しかったし、その試合に勝ったらパリ五輪に決まっていたので、あと一歩で負けたので、それは自分の弱さだったと受けとめているけど、自分の課題も見つかったので、まだまだ改善出来ていけるかな、どんどん強くなっていけると思いました。」
今後は54キロ級から50キロ級に変更し11月21日から東京で行われる全日本選手権での優勝を目標にしています。
そして、来年、世界予選に臨みパリオリンピックの出場を目指します。
木下鈴花選手
Qパリの舞台に立ちたい?
「立ちたいです。」
「やっぱりずっと(金メダリストの)聖奈を目標に入江聖奈を目標に頑張ってきたので、本当に一番の目標はパリオリンピック。まずは、全日本(選手権の)優勝を目指して頑張ります。(地元に)一番いい色で金メダルを持ち帰りたい。」
シュガーナックルボクシングジム 伊田武志会長
「とにかく世界を語る前に日本で代表権をとれば、身体も強くなっていますから今の50キロ(級)でオリンピック出れば金メダルの期待は大きいと思います。」
再び米子市民の熱いエールを背に悲願のパリオリンピック出場に向けた戦いに挑みます。