「まさか1時間で全部売り切れるとは」 智頭急行開業30周年・特別チケット「プレミアムハザ」がキャンセル待ちの大人気 ファンが喜ぶその内容とは? 鳥取県智頭町
兵庫県の上郡と鳥取県の智頭を結ぶ第三セクター鉄道・智頭急行。今年開業30周年を迎えるのを記念して、特急「スーパーはくと」の乗務員室に添乗できる体験が行われました。
5月18日、大阪から鳥取県智頭町の智頭急行・智頭駅を訪れたのは、添乗体験を行うハンドルネーム「北摂ライナー」さん。
北摂ライナーさん
「もう絶対乗りたいと思って、(チケットが)先着順って聞いていたので時間が来たらすぐに申し込みしてなんとか行けました」
智頭急行開業30周年を記念して発売された特別チケット「プレミアムハザ」。運転士の隣の席で展望を楽しむことができ、西日本エリアでは初めて試みです。
そして、いよいよ「プレミアムハザ」の最初の便。乗務員室に乗り込み、出発。智頭駅から兵庫県の上郡駅を約2時間かけて往復しました。
北摂ライナーさん
「もう間近で見られてすごく感動しましたね。運転手さんの生の動き、そういうのも感動しましたし、やっぱり迫力が全然違うのでそれがとてもよかったです」
限定チケットは、受付開始から1時間余りで用意した16個の枠がすべて埋まり、現在はキャンセル待ちの状態だということです。
智頭急行 坂本克之 総務部長
「売れるのは必ず売れるだろうとは思っていたんですけど、まさか1時間で全部売り切れるとは思っていませんでした。こういったことを通じて智頭急行をさらに愛していただいて、またご利用していただければなと思っています」
滅多に味わうことのできない眺めを満喫した北摂ライナーさん。実は、智頭急行の開業前から動きを追いかけていたファンでもあります。
北摂ライナーさん
「智頭急行さんも30年たちますけど、その前から追いかけてます。建設中からずっと見てきてたので、こういうスタンプが出来たらいいなみたいな。自分で手作りしたりしてずっと追いかけてて」
多くの人から愛され、30周年を迎える智頭急行。今後も、フォトコンテストや車両の運転体験、山陰エリアで初となる沿線駅のネーミングライツ募集など、さまざまな記念事業を計画しているということです。