「新しい飼い主の元で末永く幸せに生活出来るよう」 飼育条件が合致すれば無償で譲渡 犬や猫の愛護・保護のための犬猫センターが完成 鳥取県米子市
新しい飼い主にも出会える犬や猫たちの施設です。鳥取県米子市に犬や猫の動物愛護や保護などを行う施設が完成し、内覧会が開かれました。
米子市皆生温泉にある皆生プレイパークに完成した鳥取県西部犬猫センター。犬も猫も一緒に健やかに生きられる、という意味の「オールリブ」から”オーリブ”という愛称が付けられました。3月25日、完成式が行われ、鳥取県の担当者や地元米子市の伊木市長らがテープカットして祝いました。
この犬猫センターは、鳥取県が県西部の犬や猫の愛護や保護のため1億3000万円かけて建設した木造平屋の建物です。飼い主から逃げたり、高齢で飼育しにくくなったりした犬や捨て猫が保護・収容されます。このほかに、検査室や、犬がのびのび遊べるドッグラン広場、猫を見ることが出来るガラス張りの猫展示室も設けられています。犬も猫も引き取りを希望した場合、飼育条件などが合致すれば無償で譲渡されるということです。
鳥取県 池上祥子 統轄監
「犬猫の譲渡を促進するために譲渡会なども積極的に行ってまいりますし、犬猫がまた新しい飼い主の元で末永く幸せに生活出来るような取り組みを進めていきたいと思います」
鳥取県西部地区は、特に保護される猫の数が県全体の半数に占める程に多いということです。このためセンターでは、飼い方の研修も実施し、動物愛護の拠点としても飼い主の啓発に力を入れるとしています。
鳥取県 池上祥子 統轄監
「犬猫それぞれ大切な命ある動物でございますので、飼われる時には、”終生のパートナー”として末永く飼っていくという気持ちを持って、犬猫を飼養していただきたいと考えています」
この鳥取県西部犬猫センターは4月1日から稼働し、保護された犬4頭と猫12匹を収容することになっています。そして4月6日にオープンし、見学や譲渡の受け付けを始めるとしています。