平日なのに宿泊施設が満室 飛行機も満席 全国でも屈指の熱狂的サポーターが早くも始動 YBCルヴァンカップ・鳥取vs浦和 鳥取県
今年4月に今季初めてのカップ戦を控えているガイナーレ鳥取。対戦するのは、J1に所属する浦和レッズです。J1の強敵との一戦を前に今回は「浦和サポーター」に注目しました。
すでに2024シーズンを闘うサッカーJ3のガイナーレ鳥取。そうした中、4月24日に控えているのが「YBCルヴァンカップ」の一戦。その対戦相手は、J1リーグの浦和レッズです。
元日本代表の酒井宏樹選手や興梠慎三選手などを擁し、アジア1のクラブに輝いたこともあるJ1の強豪。そんなクラブを後押ししているのが、熱狂的なサポーターです。アウェーでも熱い応援を繰り広げるそんなサポーターたちは、早くも鳥取での試合に向けて動き始めていました。
SC鳥取 運営企画部 小林崇法 部長
「あちらがアウェーゴール裏になっていて、バックスタンド側も隅のほうから2区画分を浦和サポーターが埋められる予定です」
アウェー・浦和側のサポーター席、約1000枚のチケットは販売初日に完売。多くのファン・サポーターが鳥取まで観戦に訪れることが予想されているのです。そのためー。
三ツ國陽介 記者
「羽田から鳥取行の飛行機ですが、早くもお昼の便は満席となっています」
全日空によりますと、4月24日は昼と夕方の2便を座席数の多い大型便に変更したということです。また鳥取市内の宿泊施設で予約状況を聞いてみるとー。
ホテルニューオータニ 鳥取宿泊課 平井利春 課長
「4月の平日火・水曜日ですが、従来だと平日なので、この時期に予約が集中することはないですが、部屋は満室となっています」
100室以上ある部屋が試合前日(4月23日)と当日(24日)は早くも満室に。20室ほどが関東圏からの宿泊客で埋まっているということで「浦和レッズ効果」なのではと、経済効果も期待します。
ホテルニューオータニ 鳥取宿泊課 平井利春 課長
「ホテルもそうですが、近隣の飲食店などいろいろなところに波及する部分があると思うので、県外のお客様が来てくれるのはありがたいと思います」
そこで日本海テレビは試合当日、埼玉県から参戦するというサポーター歴20年の男性を直撃しました。
浦和サポーター歴20年 豊嶋和也さん
「Jリーグを観ている中で鳥取に行くことはないです。今回試合が行われるということで、行くと決めた日にチケットを取りました」
シーズンを通して約15試合を観戦するという男性。このうち5試合ほどは、県外でのアウェー戦に足を運んでいるといいます。
Q.浦和は熱狂的なサポーターが多いですか?
浦和サポーター歴20年 豊嶋和也さん
「やっぱり一段と熱狂的な、アウェーまで足を運ぶ熱心なサポーターが多い印象です」
そんな男性が鳥取を選んだ理由にはこんな楽しみが。
浦和サポーター歴20年 豊嶋和也さん
「試合もですが、鳥取砂丘に行ってみたかったというのもありますし、城跡をめぐるのが趣味の一つでもあるので、そこで、あまり行く機会のない鳥取城跡などに行けるのも(試合と)同じくらい楽しみです」
試合後の観光もアウェー戦の醍醐味だといいます。J1クラブと鳥取市のホームで対戦するのは、今回が初めてというガイナーレ鳥取。
SC鳥取 運営企画部 小林崇法 部長
「J1・浦和レッズというビッククラブが鳥取県に来る機会もそんなにないと思うので、サッカーをやっている子どもや中高生に広く刺激を受けてもらいたいです」
サッカーファンだけではなく地域経済の活性化の面でも大きな期待のかかる注目の一戦。ガイナーレ鳥取対浦和レッズは4月24日の午後7時半にキックオフを迎えます。