どうなる?“銘菓・駒饅頭” 老舗「お菓子のみやきん」が事業停止し事後処理を弁護士に一任 負債総額は約7億円か 青森県七戸町
創業100年をこえる老舗の菓子店が事業停止です。
七戸町に本店がある「お菓子のみやきん」が経営不振のためきょう付けで事業を停止しました。
帝国データバンク八戸支店によりますと七戸町に本社があるお菓子のみやきんはきょう付けで事業を停止し、事後処理を弁護士に一任しました。
お菓子のみやきんは1861年創業の老舗菓子店で、全国菓子博覧会で名誉大賞を受賞した「駒饅頭」は広く親しまれていました。
一時は八戸市や十和田市などにも出店し、2018年には新工場を建設しました。
ピーク時には年間およそ5億円を超える売り上げがありましたが、原材料の高騰などで業績の改善が進まず、ことしに入って3店舗を閉鎖するなど対応に追われていました。
きょう本社の入り口には「苦渋の選択となりました。債権者の皆様には追って裁判所を通じて連絡する」と書かれた紙が貼られていました。
負債はおよそ7億1600万円と見込まれ、代理人を務める弁護士が破産を含めた事後処理を検討中です。