突然「融資許可通知書」というFAXが…融資手数料などの名目で60歳代の経営者が255万円被害

青森県内に居住する会社を経営する60歳代の女性が融資の契約事務手数料をうたう詐欺で255万469円をだまし取られる被害にあいました。
三沢警察署によりますと女性はことし2月27日、経営する会社に日信ファイナンシャルサービスという法人から「融資許可通知書」などと融資する旨が記載された文書がFAXで届きました。
女性は経営費用の融資を申し込むため、前記文書の借入申込書欄に必要事項を記入して、FAXで返信しました。
その後女性の携帯電話に、日信フィナンシャルサービスの「アダチ」や「サイトウ」を名乗る男から着信があり
・融資に当たって、契約事務手数料を支払う必要がある。
・担保金を当社と保証会社に支払う必要がある。
・担保金振り込み後に融資を実行し、担保金は返金する。
などと言われ、3月7日から21日までの間4回にわたり青森県内の各金融機関の窓口から、指定された各個人名義口座に現金合計255万469円を振り込みました。
しかし3月21日に融資されるはずが融資されることはなく、相手との連絡も途絶えたことから詐欺被害に気付いたということです。
警察は低金利等をうたった法人が、融資をする前に担保金や保証金等の名目でお金を振り込ませようとした場合は、詐欺を疑うよう呼びかけています。