青森県内に居住する50歳代の女性が「ザ・ローリング・ストーンズ」のミックジャガーのマネージャーを名乗るSNSアカウントから「ジャガーがお金を増やしてファンに還元する」などと言われ、12万500円をだまし取られる詐欺被害にあいました。
八戸警察署によりますと、女性は去年12月頃Facebookを閲覧中、ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のミックジャガーを名乗るアカウントを見つけ、フォローやコメント等をしたところ、ことし1月、コメントに対しマネージャーを名乗るアカウント「YvonneMeyer」から返信を受け、マネージャーとFacebookのメッセンジャーでやりとりするようになりました。
そのなかでマネージャーから

・ジャガーのファンのために特別なプロモーションを用意した。
・お金を振り込み、会員になれば、ジャガーがそのお金を増やしてファンに還元する。
・会員は700ドル（約10万円）を振り込めば、29万ドルに増えるレギュラーコースと4000ドル（約50万円）を振り込めば、110万ドルに増えるVIPコースがある。

などと説明され、女性はレギュフーコースを選びました。女性は1月23日及び2月3日の2回にわたり、マネージャーから指定された個人名義口座に現金合計1万9,000円を振り込みました。
また、2月12日から27日までの間10回にわたり、コンビニエンスストアで購入した合計10万1,500円分のアップルギフトカードの利用権コードをメッセンジャーを利用して送信しました。
その後、マネージャーから、賞金を受け取るには手数料として590ドルを支払う必要があるというメッセージを受信後に相手との連絡が途絶えたことから、同居する家族に相談したところ、詐欺を指摘され、被害に気付いたということです。
警察は芸能人や有名人をかたり、ファンから金銭をだまし取る手口の詐欺が多発しているとして注意を呼びかけています。