青森県内に居住する60歳代の女性が漫画アプリに表示された副業広告を通じて20万5千円をだまし取られる詐欺被害にあいました。
むつ警察署によりますと女性はことし2月5日、スマートフォンの漫画アプリを閲覧していたところ、「自宅でも稼げる内職」という副業広告バナーが表示されました。
その広告から、LINEアカウントを友だち登録すると、同アカウントから、YouTube動画の一部をスクリーンショットしてメッセージ送信をする副業を紹介され、作業を行ったところ、実際に数万円の報酬を受け取ることができたということです。
その後、更に

・高額の副業を紹介する。

というメッセージを受け、相手の指示で、アプリ「Vibeo」をインストールするとともに、アカウント名「山崎加奈」を友人登録しました。
すると、山崎から

・高額の副業は先に手数料を支払ってもらう必要がある。
・報酬は全ての副業が終わった後にまとめて支払う。

などというメッセージを受け、2月5日から14日までの間4回にわたり、指定された個人名義口座に現金合計5万5,000円を振り込みました。
振込後、山崎に指示されたとおり作業を進めたところ

・あなたが操作ミスしたせいでシステムの機械が故障した。
・修理費用として15万円を支払うように、

などとというメッセージを受け、2月14日、指定された個人名義口座に現金15万円を振り込みました。
しかし、その後も

・補充の副業をやらなければ報酬を支払えない。
・手数料として30万円支払ってください。

などと追加要求を受けたため、不審に思っていたところ、テレビで同様の副業詐欺に関するニュースを見たことで詐欺被害に気付いたということです。
警察は高額報酬をうたって副業やバイトを斡旋する広告バナーなどは詐欺の可能性が極めて高いと注意を呼びかけています。