ビデオ通話で警察手帳のようなものを見せられ“信用” 20歳代男性が28万円をだまし取られる被害

青森県内に居住する20歳代の男性が、警察官を名乗る男からLINEのビデオ通話を通じて現金の入金を要求され28万円をだまし取られる被害にあいました。
三沢警察署によりますと、男性は今月26日スマートフォンに宮崎県警の警察官を名乗る男から電話があり
・あなたの銀行口座が犯罪に利用されており、口座を売却した疑いがある。
・事情聴取したいので、LINEアカウントを追加してください。
などと言われ、相手のLINEアカウントを追加しました。
その後「刑事部捜査支援分析センター」というLINEアカウントを利用する「ミウラシンイチ」と名乗る男性警察官とビデオ通話でやりとりすることになり、ミウラから
・あなたが口座を売却して40万円を受け取った事実を確認している。
・あなたが持っているお金の識別番号を確認するので、指定した口座に入金して下さい。
などと言われたということです。
男性はミウラとLINEのビデオ通話でやりとりしていた際、警察手帳のようなものを画面越しに見せられミウラが本物の警察官であると信用し、その日のうちに指定された個人名義口座に現金28万円を振り込みました。
その後男性が親族に相談した後、警察に確認したところ被害に気付いたということです。
警察は警察官をかたり「口座残高の現金を調べるため指定口座に振り込む必要がある。」などと申し向け、現金をだまし取る手口の詐欺が多発しているとして注意を呼びかけています。