トマトの植物工場がむつ市で来月稼働するのを前に、市と工場の運営会社、森林組合の3者が「カーボンマイナス」に向けた連携協定を結びました。

きのうは協定の締結式が行われ、むつ市の山本市長と工場を運営する寅福プラントの加藤夢人社長、下北地方森林組合の森川石勝組合長が協定書に署名しました。植物工場ではむつ市の森の木から作った木材チップをボイラーで燃やし、排出されるガスから取り出した二酸化炭素をトマト栽培の光合成で吸収させます。またトマトを生産した収益の一部を植樹の費用にあて、新たに植えられた樹木が二酸化炭素を吸収し「カーボンマイナス」を達成する構想を掲げています。

★寅福プラント　加藤夢人 社長
「私どもは脱炭素やSDGsということについて、これから社会が取り組んでいかなければならない社会課題だと思っています　この価値を皆さんに知ってもらってトマトを食べていただいて皆さんに新しい価値を届けられればなと思っています」

トマト植物工場は来月中旬に稼働予定で11万5,000株あまりが植えられ、7月下旬ごろから収穫が始まる見込みです。