能登半島地震で大きな被害が出た珠洲市に伝わる焼き物「珠洲焼」の展示販売会が金沢市で行われています。

金沢市のしいのき迎賓館で行われているこの展示販売会は、珠洲焼の作家団体「創炎会」が復興の第一歩として開催。

元日の地震の被害を免れた食器やビアカップ、花器などおよそ1200点が出展されました。

能登半島地震では20の窯元すべてが被災し、大半の作家は活動再開の見通しが立っていないということですが、会場には大勢の来場者が訪れ、気に入った作品を買い求めていました。

■珠洲焼創炎会 篠原 敬 会長「たくさんの方に来ていただいてとても力になっています。これをバネに珠洲焼の業界の復興に向けて一歩一歩前を向いて進んでいきたいと思います」

この展示販売会の収益は、工房の再建などに充てられます。
会期は5月3日から5日までで、5日は午後4時まで。