北陸電力3年ぶり黒字決算 能登半島地震による設備損害は610億円
北陸電力のことし3月期の連結決算は、3年ぶりの黒字となりました。
一方、能登半島地震による被害についてはおよそ610億円と算出しています。
北陸電力の松田光司社長はきのう、能登半島地震による設備の損害額が全体で610億円程度に上ると発表しました。
一方、能登半島地震による被害についてはおよそ610億円と算出しています。
北陸電力の松田光司社長はきのう、能登半島地震による設備の損害額が全体で610億円程度に上ると発表しました。
北陸電力・松田社長 :
「今回の地震につきましては我々にとってもかつてない、経験したことのない未曾有の災害となった」
「過去に例のない巨額の損失を被ることになった」
北陸電力は修繕費用として451億円を特別損失に計上しています。
一方、ことし3月期の通期の連結決算は、特別損失を差し引いても、純利益が過去最高の568億円。
経常利益も過去最高の1079億円で、3年ぶりの黒字となりました。
去年6月に規制料金を値上げしたことなどが寄与しており、松田社長は「震災での損失があったが、一定の黒字が出た、安堵の気持ちが強い」としています。