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「すごい煙が」消火活動再開も鎮火に至らず 山形・南陽市の山火事

2024年5月5日 13:22
「すごい煙が」消火活動再開も鎮火に至らず 山形・南陽市の山火事

南陽市で4日午後に発生した山火事は、現在も燃え広がっています。消火活動が5日朝5時すぎから再開されましたが、鎮火には至っていません。

中川悠アナウンサー「火事があった南陽市の山火事の現場に来ています。このあたり白い煙がもくもくと上へ高く上がっています。10か所以上から高く煙が上がっています。その煙が市街地にも流れ込んでいます」

この火事は4日午後1時前、南陽市宮内の秋葉山から火が出て、現在も一帯の山林などが燃え続けているものです。
警察と消防の調べによりますと、4日午後6時半の時点で焼失規模はおよそ40ヘクタールに及んでいました。この火事で、現場にいた70代の男性が両足にやけどをし、これまでに山頂付近にある山小屋とトイレが全焼しています。

消火活動は4日夜7時前に一旦打ち切られ、5日は午前5時すぎに再開されました。これまでに南陽市では災害対策本部を設置しており、現場からおよそ400メートルの場所にある民家の住民2人が、親戚の家に自主避難したことなどを確認しています。

現場付近の住民2人「すごい、煙が。少しでも早く鎮火してほしい」「風向きで炎が回らなければいいと思っていたが、朝見て落ち着いた感じなので安心はした」

中川悠アナウンサー「発生から20時間が経ちましたが、煙の勢いは止まりません。今もヘリが複数台で消火活動が続けられています。広範囲にわたって山肌が茶色く焦げているのが確認できます」

空からの消火活動には山形、宮城、福島の各県の防災ヘリと自衛隊ヘリの合わせて4機が出動していますが、現在のところ、鎮火には至っていません。現場一帯ではいまも煙が広範囲に立ち込めており、消火活動は難航しています。

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