きのう夜韓国の尹大統領が「非常戒厳」を宣言しました。
青森とソウルを結ぶ定期便にいまのところ影響はありませんが、今後は不透明です。

韓国の尹錫悦大統領は昨夜遅く44年ぶりの「非常戒厳」を宣言しました。
「非常戒厳」では言論や集会の自由などが厳しく制限され、市民の活動などが軍の統制下に置かれます。
反対する大勢の人々が集まった韓国国会では、軍の部隊が突入しました。
「戒厳」は6時間後に解除されましたが、混乱は続いています。

★青森放送 油川修一記者
「青森と韓国は飛行機でつながっています。影響はあるのでしょうか」

大韓航空青森支店や県によりますと今日、青森空港発着のソウル線にトラブルはなく予定通り運航しました。
これから韓国に向かうという乗客は。

★韓国への乗客
「初めての状況でちょっと怖かったのですが、すぐ解除されていまは安心です」
「やっぱり不安ですね」
「なるべくホテルやレストラン免税店など決まったコースしか行かないように考えています」

一方、現地から到着した人は。

★韓国からの乗客
「ちょっと不安になりましたがすぐに解除になって安心しました」
「（仁川空港の様子は）普通だった」

今年3年10か月ぶりに再開した青森・ソウル線の定期便。
10月末までの平均搭乗率は69.3％とコロナ禍前の水準に回復していますが、韓国国内の情勢が見通せないなか影響が心配されます。