夏祭りシーズンまで1か月をきり、各地で準備が進んでいます。青森ねぶた祭の大型ねぶたは色つけ作業が行われています。

ラッセランドにあるマルハニチロ侫武多会の小屋ではねぶた師の手塚茂樹さんの色つけ作業が佳境を迎えています。ことしの題材は「鵺退治」。鵺に勇敢に立ち向かう源頼政と猪早太の姿に平穏な世界が訪れてほしいという願いを込めたもので、基本の5色を大事にしたいといいます。

★手塚茂樹さん
「鵺の顔の赤と早太の赤がちょっと違った色合いになりますけども全体的に真っ赤なねぶたで鵺の顔の大きさと相まってインパクトを前面に出していければ」

手塚さんのねぶたは、今月23日に台上げされる予定です。

来月1日から始まる弘前ねぷたまつりを前にお披露目されたのは本物にそっくりの「金魚ねぷたポーチ」です。紙のつなぎ目をポーチの縫い目にするなどこだわり、りんご1個が入る大きさです。
金魚ねぷたポーチを製作したのは神戸の大手通販会社の「フェリシモ」です。FDA青森・神戸線の就航をきっかけにしたビジネス交流事業から生まれた商品で、津軽藩ねぷた村の県伝統工芸士檜山さんが監修しました。

★津軽藩ねぷた村　檜山和大　助役
「これから青森県でも夏祭りがシーズンになりますのでぜひことしは金魚ねぷたポーチを持って夏を楽しんでもらいたいと思います」

金魚ねぷたポーチは税込み2,970円で県内ではあすから津軽藩ねぷた村などで合わせて450個が販売されます。