あすから大型連休後半、岩木山麓では菜の花が見頃を迎え、七戸町では鮮やかなツツジが丘を彩っています。ことしはレンタカーの予約も好調、人の動きが活発になっています。

鯵ヶ沢町建石地区にある八木田正勝さんの菜の花畑ではここ数日で花が咲き、見ごろを迎えました。菜の花は連作障害を防ぐため大豆やジャガイモなどとのローテーションで栽培されているため毎年栽培する場所が変わります。ことしは8ヘクタールに菜の花が広がり、残雪の岩木山とともに絶景を作り上げています。

★青森市から
「ほとんどまいとし来てる　きょうは天気良いからばっちりです青空で」
★栃木から
「きれいですね岩木山といっしょで、自然に囲まれてて良いところですよね」
★神奈川から
「きれいですね」「すごいびっくりしました」「きれいです」

訪れた人たちにはもう1つのお目当てがありました。

★神奈川から
「アイスクリームを食べに行きます」

近くの牧場「アビタニアジャージーファーム」のソフトクリームです。ソフトクリームはのびのび育ったジャージー牛から搾ったばかりの牛乳を使いました。さっぱりした味わいが特徴です。

★神奈川から
「おいしい」「添加物が入ってないんだなという感じです」

甘いスイーツと黄色いじゅうたんが楽しめる岩木山麓の菜の花畑。菜の花の見頃は今月中旬ごろまで続きそうです。

桜の名所弘前公園では遅咲きのヤエザクラ「カンザン」が満開です。弘前桜七景の1つ、四の丸にある「カンザンのトンネル」では鮮やかなピンク色の花が咲き誇っています。桜並木に弘前市のマスコットキャラクターたか丸くんが現れると大勢の観光客が一緒に写真を撮っていました。

★岡山から
「見事ですね　お花が低いからトンネルになっていてすごく気持ちが良いです」
★神奈川から
「ピンクが鮮やかできれいだと思いました」

満開になると花の色がピンク色になる「フゲンゾウ」もきょう満開となりました。弘前さくらまつりは5日まで開かれています。

七戸町の天王神社にあるツツジが咲き始め境内の丘を彩っています。およそ500本のヤマツツジが植えられていて、ことしは例年と同じ先月下旬に咲き始めいまは5分咲きです。108段ある参道の階段脇ではすでに見ごろを迎えているツツジもありきょうは近くの保育園の園児たちが散歩に訪れていました。

★地元の園児
「きれいだった」
「虹色みたいにきれいだった」
「かっこいいと思います」

天王神社のツツジは赤やピンク色が多いですが中にはオレンジ色の花もあり、満開になると小高い丘が鮮やかな花たちで彩られます。きょうは青空が広がり咲き始めたツツジたちが太陽の光を浴びて輝いていました。

★訪れた人
「きれいですね天気もいいし、魅力ね色がきれいなところかな、もう桜が終わったしね次の花を求めて」

神社脇には薄ピンク色のヤエザクラなどもあり彩りを添えています。天王神社のツツジは連休中に満開になるとみられ来週いっぱい見ごろが続きそうです。また今月12日までは夜間のライトアップも行われ昼とは違った姿を見ることができます。

ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている八戸市の蕪島ではウミネコが産卵のピークを迎え、あちこちで親鳥が卵をあたためています。八戸市鮫町の蕪島には毎年2月ごろからウミネコが繁殖のため飛来し、3万羽近くが降り立っています。ことしも先月11日に産卵が初めて確認されいまが産卵のピークを迎えています。大型連休谷間のきょうも蕪嶋神社には全国から観光客が次々と訪れ参拝してウミネコの姿を写真に収めるなどして楽しんでいました。

★参拝客
「鳥かわいい」「こんなにいるとは思わなかったですけれども」「すごいですね」

★監視員
「あまり近づけるといま気が荒くなっているので指をかまれたりとかしますのでそこだけ注意をしてくだされば」

あと2週間もすると菜の花が輝く島はふ化したひな鳥でにぎやかになります。

一方、レンタカーの予約も好調となっています。青森市のトヨタレンタリース青森新青森駅西口店では、ことし4月の売り上げがコロナ禍前と比べ4割増加しました。日本を訪れた外国人観光客が長期で利用するケースが増えているためです。また、あすの連休初日にも150件以上の予約が入っています。

★トヨタレンタリース青森新青森駅西口店　佐川雄太店長
「（インバウンドも）新型コロナウイルスの間はほぼ０件に近い状態だったのが毎日のように5件、10件と出ていますので明らかに増えているのは感じています」

いよいよ大型連休も後半へ。県内の行楽地も多くの観光客でにぎわいそうです。