×

【特集】"郷土料理を次世代に" 手作り食材使った「ねりこみ」「みそ豆腐」 農家女性の料理教室

2024年2月5日 19:30
【特集】"郷土料理を次世代に" 手作り食材使った「ねりこみ」「みそ豆腐」 農家女性の料理教室

特集でご紹介するのは、地元の野菜や手作り食材を使う郷土料理の料理教室です。
講師を務めた女性の思いを取材しました。

サツマイモとニンジン、油揚げなどを煮込んでとろみを付けた「ねりこみ」。
冠婚葬祭の時に食べる、津軽地方の郷土料理です。
こちらは豆腐に甘辛いみそダレをたっぷりまとわせた「みそ豆腐」。
これらの料理は青森市浪岡で行われた郷土料理教室「元気なかっちゃの味自慢・うで自慢講座」で作られました。
講師を務めた奈良岡京子さんは、浪岡地区で米とりんご、野菜を生産している100年以上続く農家の主婦です。
ねりこみに欠かせないサツマイモは、奈良岡さんの畑で採れたもの。
それに…。

講師 奈良岡京子 さん
「豆腐とみそも私たちの手作りです!」

豆腐やみそ、そして油揚げも奈良岡さんたちが手作りしたものなのです。
奈良岡さんは道の駅なみおかアップルヒルにある「豆や」でおよそ25年前から農家仲間と豆腐やみそを作って販売しています。

講師 奈良岡京子 さん
「栽培している農家の人たちが、こだわって、田んぼに大豆と稲とを毎年交互に植えているんですよ」

減反による転作作物として、浪岡地区で栽培されるようになった大豆を生かしたいと思ったことがきっかけでした。
栄養豊かな土で育てた浪岡産の大豆は甘みが強く味わい深いおいしい豆になるそうです。

講師 奈良岡京子 さん
「やっぱり食べてみれば違いますね やっぱり地元の大豆を使っているということが、私たちにとっては自信になりますね」

この日の料理教室で奈良岡さんは「みそ豆腐」で使うみそに5年間じっくり寝かせた「5年みそ」を用意しました。

講師 奈良岡京子 さん
「皆さんに食べてもらいたいなと思って、郷土料理のねりこみとみそ豆腐を一緒にメニューにしました」

青森放送 伊東幸子 アナウンサー
「いただきます お豆腐もおみそも豆の風味がとっても豊かですね」

「ねりこみ」は、かたくり粉でとろみを付ける前に煮汁の味を決めます。
いただくと…、甘めの味付けでしみじみと美味しい!!

奈良岡さんたちが愛情を込めて「小揚げちゃん」と呼ぶ小さな油揚げ、こちらも手作りです。
柔らかくふっくらと厚みがあり、「ねりこみ」のおいしい煮汁がぎゅ~っとしみこみます。

奈良岡さんの料理教室の参加者は…。

参加者
「ふだん食べているみそや豆腐よりも、濃い味がするような気がします だいたい(使う材料は)既存のものであったりすると思うので、すごく今回は貴重な体験だったなと思いますし、今後も(料理教室が)あればいいなと思います」
「(郷土料理は)子どもの頃から、親がやるのを見ていたのですけれど 簡単だからほらと言われても、その時は覚える気もなく 教えてくれる人がいなくなってから、慌てて 教えて頂いたりしています (郷土料理を)どんどんもっともっと覚えたいなという気持ちになりました」

郷土料理を残したい。
奈良岡さんは手間を惜しまず料理に向き合います。

講師 奈良岡京子 さん
「私たちは地元のものを大事にしながら、それを活用した加工品を作って、そして(料理で)皆さんに食べてもらいたいと思っています」

奈良岡さんにとって郷土料理とは…。

講師 奈良岡京子 さん
「そうですねこれは次の世代にもまた残していきたい、そういう料理です」

青森放送

  • SNSアカウント
  • youtube
  • ニュース
  • テレビ
  • ラジオ
  • イベント・試写会
  • アナウンサー
  • 番組表
  • 動画配信
  • 自治体情報
  • RAB投稿スクープ
 

RABニュースレーダー

テレビ 月~金:夕方6時15分~

青森放送

  • facebook
  • instagram
  • 青森放送アナウンサーズ instagram
  • twitter
  • youtube
  • ニュース
  • テレビ
  • ラジオ
  • イベント・試写会
  • アナウンサー
  • 番組表
  • 動画配信
  • 自治体情報
  • RAB投稿スクープ

RAB 青森放送

  • 青森放送NEWS NNN
  • 【特集】"郷土料理を次世代に" 手作り食材使った「ねりこみ」「みそ豆腐」 農家女性の料理教室