むつ市大畑町沖の津軽海峡で「海峡サーモン」の水揚げが始まりました。刺身がおいしいサーモンですがことしはスモークサーモンにも初めて挑戦します。

海峡サーモンはむつ市大畑町の北彩漁業生産組合が津軽海峡で養殖しています。3キロほど沖合のいけすに到着すると組合の人たちが大きさ60センチほどのサーモンをタモ網を使って水揚げしました。組合では毎年秋に魚を海水にならす「じゅん致」を行いますが、去年は海水温が高く、作業が3週間ほど遅れました。このためいつもは平均3キロほどの魚の重さがことしは2.5キロほどと少し小ぶりですが身の締まりや脂の乗りは良いということです。大雨の影響で稚魚に被害が出た3年前から生産量は回復し、再び100トン超えをめざします。これまでサーモンの皮を使ったチップスなど加工品もいろいろありましたが、ことしは青森市の食品会社に委託してスモークサーモンも商品化します。

★北彩漁業生産組合　濵田勇一郎 組合長
「100トンはいきたい、いっぱい加工品を作って、青森県、県外、遠くは海外にも味をいろんな形で知ってもらえればうれしいと思います」

北彩漁業生産組合は来月12日から7月中旬にかけて加工施設の前で毎週日曜日に海峡サーモンの即売会を開きます。