「NEBUCO」フェスへ 児童が看板作り ねぶたの魅力 新視点で発信
今月末から青森市で初開催されるねぶたの新しいアート作品イベントに向けて市内の児童たちが会場に設置する看板を手がけました。
青森ねぶた祭にあわせて初開催される「AOMORINEBUCOFESTIVAL2024」。「NEBUCO」とはねぶたを構成する水や炎など細部の技法や表現に焦点を当てたアート作品です。イベントに向けて青森市の幸畑小学校の児童およそ80人が作ったのは会場に設置する案内看板です。外国人観光客向けに、英語やタイ語など6つの言語で表しました。
★青森放送 木下玲斗 記者
「実際に運行されたねぶたの和紙を使って子どもたちは思い思いの作品を仕上げていきます」
★幸畑小学校の児童
「タイ語でようこそ青森へという文を書きました 初めて(ねぶたの和紙に)触ってみたら少しざらざらしていた」
ねぶたの魅力を新しい視点で伝える「NEBUCO」のイベントは八甲田丸を会場に7月31日から8月12日まで開催されます。
一方ことしの青森ねぶた祭でデビューするねぶた師が「書き割り」作業に入っています。
ことし初陣を飾るのは青森自衛隊ねぶた協賛会の小財龍玄さん44歳です。高校生の時にねぶた師内山龍星さんに弟子入りして30年、自衛官を務めながら腕を磨いてきました。
題材は「北方守護玄天上帝」で自然災害や戦争などの厄災を押さえ込み平和な世の中になってほしいという想いを込めました。
★ねぶた師 小財龍玄さん
「ねぶた師という存在が憧れであったので野球選手でいえばメジャーリーガーに憧れるとか プレッシャーもありますしそういうものも楽しんでやっていこうと思っている」
青森ねぶた祭は来月2日に開幕し夏の夜空を焦がします。