統合新病院の整備を巡り県は開院の目標時期を2年延期する方向で調整しています。青森市の西市長は「精査をしてきちんとしたスケジュールを出したい」と述べました。

県立中央病院と青森市民病院を統合する新病院の整備場所については青い森セントラルパークと県営スケート場一帯の2案を軸に検討が進められています。
県はきょうまでに整備スケジュールを新たに作成し、ことし2月には2030年3月ごろをめどとしていた開院目標時期についてどちらも2年延期して2032年10月とする方針です。延期の理由は人手不足や資材価格の高騰など建設業界の動向や、冬期間に工事が行えないことが要因だということです。

★青森市　西秀記市長
「スケジュール案として示されたものですが、まだまだ流動的な部分がたくさんあるので今後精査をしていってきちんとしたスケジュールを改めて出したい」

一方、青森市議会では全員協議会が開かれ、県が提案したスケート場一帯を候補地とする案について意見を交わしました。

★中田靖人議員（自民クラブ）
「乱暴で突発的な県の案が提示されてくるというのは一つの選択肢であるといってますけど　果たしてそういう出し方だったのかと大きな疑問を感じる」

★小倉尚裕議員（創青会）
「まず基本的に私は今回知事から提案されたスケート場・サンドーム・浜田中央公園の場所は大賛成の立場であります」

開院目標時期の見直しや整備場所についてはあすの県議会全員協議会でも議論されます。