廃線合意の津軽線 蟹田~三厩 JR東日本社長「地域の足守る責任果たす」
廃線の方向で合意されたJR津軽線の蟹田・三厩間についてJR東日本の喜勢陽一社長は「地域の足を守る責任を果たしていきたい」と述べました。
★JR東日本 喜勢陽一社長
「地元の皆様のご利用状況などをしっかりと踏まえながら一定の利便性はしっかり確保したいと思っておりますし、そういう中で私どもも地域の足を守る責任を果たしていきたい」
JR東日本の喜勢陽一社長はこのように述べJR津軽線の蟹田・三厩間が廃線したあとも地域の足を守ると述べました。JR津軽線はおととしの大雨で蟹田・三厩間が運休となり復旧に6億円がかかると示されていました。県とJRそれに沿線の自治体は先月のトップ級会議で鉄路を廃止し自動車交通に転換する方向で合意しました。JR東日本が特に利用者の少ない赤字路線の収支を公表してから自動車交通への転換に合意が得られたのはJR津軽線が全国で初めてです。JR東日本は鉄道をバスや乗り合いタクシーなどに転換しNPO法人を立ち上げて18年以上の長期的な運営をめざすことを提案しています。宮下知事は…。
★宮下知事
「災害をきっかけに廃止されること自体は前例にしたくないと思います これからは今示されている代替交通というものはしっかり機能するように私たちとして経過を見守っていく、寄り添っていく、そのことについて応援していくということが大切だと考えています」
沿線の自治体とJRは今後蟹田・三厩間の廃線に向けて書面を交わしどのような自動車交通が適しているのか議論します。