睡眠薬飲ませ性的暴行の罪 元自衛官の男 懲役3年 執行猶予5年 有罪判決 青森地方裁判所
ことし5月県内のアパートで女性に睡眠薬を飲ませて性的暴行を加えた罪に問われている元自衛官の裁判で青森地方裁判所は懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは元陸上自衛隊青森駐屯地の3等陸曹大山洋介被告31歳です。
大山被告はことし5月12日の午前0時すぎから午前2時まえに県内のアパートで20歳代の女性に睡眠薬を飲ませて性的暴行を加えたとして不同意性交等の罪に問われています。
これまでの審理で大山被告は自分の性癖を満たすため通院する病院で処方された睡眠薬を犯行に悪用したことを明らかにしていて検察側が懲役5年を求刑していました。
きょうの判決公判で青森地方裁判所の藏本匡成裁判長は「犯行は悪質」と指摘した上で被害者との間で示談が成立しているとして懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。
弁護側は控訴について「被告人と話し合って決める」としています。