新グルメ『しもきた焼き』誕生!その正体は… 青森県佐井村
地元食材の消費拡大に向け佐井村で新しいグルメが開発されました。
その名も「しもきた焼き」。
イベントでの提供や商品化など新しい名物としての定着をめざしています。
佐井村の漁港で次々と水揚げされる魚。
下北と言えば津軽海峡などから水揚げされるさまざまな海の幸が魅力です。
新しい名物はこの自慢の海の幸を活用した料理です。
その料理のひとつが「しもきた焼き」。
「しもきた焼き」は兵庫県の名物「明石焼き」をヒントに米粉を使った生地に具材を入れて丸く焼き上げだし汁につけていただきます。
具材はアレンジできますが、今回はイカやネギを細かく刻んだものと、サケフレークにチーズの2種類です。
もう1品は「海峡ジュレサラダ」です。
こちらはだし汁とレモン汁をジュレ状にして魚介や野菜とあえた一品です。
この2つの料理には東通村のコンブ、佐井村の干しシイタケなどで作っただしが使われています。
この料理は下北地区の商工会でつくる連絡協議会の会長で佐井村の奥本美根子さんが提案しました。
★むつ下北地区商工会女性部連絡協議会 奥本美根子会長
「郷土料理とか大事にしたいものもありますけども、今の時代に合ったような何か手軽に皆さんが食べられるようなものを開発できたらいいかなと思いまして『しもきた焼き』と『海峡ジュレサラダ』というのを作ってみました」
奥本さんをはじめ商工会の人たちは去年から開発を始め、商工会の夏祭りで試作を提供するなど工夫を重ねてきました。
そして今月15日、奥本さんたちは村の経済について話し合う会議の前に出席者にお披露目しました。
★試食した人は
「おいしかったです」
「だしも良かったです」
「(海峡ジュレサラダは)夏にさっぱり食べられそう」
「いろいろな具材があるのでけっこういろんなメニューが作れるのではないかと思います」
しもきた焼きは今後商品化をめざし、地元の夏祭りなどのイベントでの提供も考えられています。
また、海峡ジュレサラダは風間浦村にある下風呂温泉郷の旅館などでの提供が検討されています。
★むつ下北地区商工会女性部連絡協議会 奥本美根子会長
「下北の素材を感じて皆さんで楽しく小さいお子さんからご年配の方まで楽しめるような料理になっていますので、下北の食材を感じて楽しんでいただけたらなと思います」
地元食材のPRや消費拡大をめざす「しもきた焼き」と「海峡ジュレサラダ」。
佐井村をはじめ下北の新しい名物としての定着が期待されます。