「お墓が雪に埋まっています」彼岸の入りに“春の嵐” 18日も高波に警戒を 青森県青森市
きょうは春の彼岸の入り、太平洋側は強風と高波で荒れた天気となりました。
青森市の霊園では今シーズンの大雪でお墓が見えず雪から掘り起こして先祖を供養する人の姿が見られました。
★青森放送 油川修一記者
「青森市の月見野霊園です お墓が雪に埋まっています」
青森市では今シーズン先月23日に積雪が150センチになって以降、雪どけが進んでいますが、まだ平年の1.3倍ほどの積雪があります。
きょうは彼岸の入りですが、青森市の月見野霊園は雪に覆われてお墓が見えない状態に。
前日に雪を片付けて、先祖が眠るお墓の前で手を合わせる人もいました。
一方、雪が深すぎてお墓の前に行くのを断念した人がいたのか、道路脇にはお花や線香が供えられてありました。
きょうの県内は急速に発達した低気圧の影響で下北と三八上北の沿岸に一時波浪警報が出されるなど太平洋側を中心に「春の嵐」となりました。
八戸市では午前7時20分に最大瞬間風速が23.1メートルを観測しました。
十和田市ではきのう夜まで0センチだった積雪が、一時12センチまで増えました。
野辺地町では24時間に降った雨の量が3月の観測史上最大の59.5ミリを観測しました。
青森地方気象台はあすも太平洋側を中心に高波に警戒するよう呼びかけています。