住宅地でのクマの出没を想定した対応訓練がむつ市で開かれ警察や市、猟友会の人たちがそれぞれの役割について確認していました。

警察と関係機関による下北での合同訓練は初めてです。むつ警察署で行われた訓練にはおよそ50人が参加し、住宅付近にクマが出た想定で、まずは山に追い払う方法を検討しました。
屋外の訓練ではパトカーのクラクションや爆竹で大きな音を立ててクマを追い払おうと試みます。さらにクマが倉庫のなかに立てこもったことを想定して安全を確認し警察が猟友会に許可を出して適切に発砲する流れを確認しました。

★むつ警察署　佐藤弘康署長
「クマを見かけたらすぐに警察でも自治体でも消防でもけっこうですのですぐに連絡するとそのあと、もし外にいるのであれば車のなか、家のなかに避難することが大事だと思います」

むつ市ではことし今月20日時点でクマの目撃件数が50件と去年の同じ時期に比べ16件多くなっています。