×

パリオリンピック新競技で注目される『ブレイキン』高知でも高まるブレイキン熱【高知】

日本時間7月26日未明に開会式が行われ、いよいよ開幕するパリオリンピック。 32競技329種目で熱い戦いが繰り広げられます。 その中でも新競技として注目されているのがブレイキンです。高知県内でも協会が発足されるなど、ブレイキン熱が高まっています。 南国市の国道沿い。すぐ目の前を土讃線が走る厳ついスプレーアートのシャッターが。その中で行われているのは、パリオリンピックの新競技「ブレイキン」 「ブレイキン」はニューヨークのストリート発祥で向き合って相手を挑発しながらバトルすることもあり、ちょっと不良っぽい印象を持たれがちなこのダンス。しかし、オリンピックの公式種目に採用され、日本でも、そして高知でも風向きが変わってきました。 今年4月、高知市の山内神社で行われたブレイキンの全国大会。 ブレイキンとは縁遠いと思われる神社の境内でDJの奏でる音楽に合わせてB-BOY、B-GIRLと呼ばれるダンサーたちが熱いバトルを繰り広げました。 この大会を企画したのが高知ブレイキンラボです。 高知ブレイキンラボは去年の春、県内のブレイクダンサーたちが立ち上げた団体です。 オリンピックの公式種目決定後全国的には一気にブレイキンが注目され盛り上がりを見せた一方、県内は少し出遅れているように感じていたと話す代表のHiroさん。 高知ブレイキンラボでは大会の運営や後進の育成などブレイキンの普及活動に取り組んでいます。 今回お邪魔したこのスタジオは、今年6月にオープンしたばかり。全国でも活躍し高知のブレイキン界を長く牽引してきた高知三兄弟SPINが自宅にスタジオを作り子ども達に基礎から教えています。 この日も未来のB-BOY、B-GIRL達が汗をかきながら熱心に繰り返し練習していました。 その中でも次世代のB-BOYとして注目されているのが、高知中学1年生のYumejiこと衛藤夕明路さん。ブレイキンは小学2年生から始め、四国代表として全国の大会で活躍し、去年はジュニアランキング13位にまでなっています。 「ユメジスタイル」と呼ばれる中学生離れした表現力と緩急のある独創的な技の組み合わせに定評のあるYumejiさん。 夏休み中に東京で開かれる試合で、「ユメジスタイル」を見せつけてきます。 将来有望な若手も育っている高知のブレイキン界。高知から世界へ羽ばたく選手が誕生するのも夢ではありません。 ダイナミックな技とフリースタイルな表現力が魅力の五輪新競技ブレイキン。 練習環境も充実し、高知でもますますブレイキン熱が高まりそうです!

7月26日 18:58