パリ・パラリンピック車いすラグビーで金メダルを獲得した池透暢選手が9月9日にこうちeye1部に生出演し、大会やメダルへの思いを語ってくれました。
池選手は金メダル獲得の瞬間を最高の景色だったと振り返りました。

パリパラリンピック車いすラグビーで日本初の金メダルを獲得した高知市出身の池透暢選手。9日午後、高知放送を訪れました。

金メダルを胸に番組に生出演してくれた池選手。

池選手はリオ・東京・パリと3大会連続で日本代表チームのキャプテンを務め、リオ・東京で銅メダル、そして今回悲願の金メダルを獲得しました。

池選手は優勝の瞬間について、

■池 選手
「ずっとそこを思い描いて努力し続けて、やっと手が届いた。本当に最高の喜びがあった。選手全員の夢がその瞬間叶った素晴らしい景色がそこにあった」

パリオリンピック金メダルの櫻井つぐみ選手・清岡幸大郎選手に続き、旧・高知南高校出身者として金メダルを獲得できたことについては。

■池 選手
「南高校で金・金・金と並べたのは本当に邪魔しなくて良かったという気持ちと、あそこは本当に超パワースポットになっていたなと、同じく高校で同じ会場で金3つ、高知県勢というのはなかなかない。すごくうれしかった 」

19歳の時に交通事故で親友3人を失い、自分もやけどを負い左足を失うなどした池選手。親友たちへの思いも語りました。

■池 選手
「試合中、不思議なことが何度もあった」「メダルを天に捧げた」「自分自身、最後まで戦い抜けたこと、応援してくれる人全てに感謝できる、そんな瞬間だった」

最後に、県民に向けてメッセージを頂きました。

■池 選手
「高知で応援してくれた皆さん、高知県は絶対、どの県よりも車いすラグビーの認知が進んでいて、ものすごい応援を受けながら戦わせもらった。パラリン ックで金メダルという夢を果たせた。県民のみなさんにも試合を見てくれた人に楽しんでもらえたんじゃないかと思う。また、どこかでお会いしたら声をかけてくれたらうれしい」